アップロード専用FTPクライアント
upftp2.pl

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目次

  1. はじめに
  2. 動作環境
  3. 設定
  4. 実行
  5. コマンドラインオプション
  6. Tips
  7. 最後に
  8. 更新履歴

はじめに

このプログラムは、ファイル郡のアップロードを支援するものです。
upftp.plとの互換性はありません。
Webページの更新などにお使いください。

主な特徴を以下に上げます。


動作環境

Perlが使える環境が必要です。
Net::FTPモジュールを使用。Win環境でしか動作しないかも。

当方ではWindowsXP + Avtive Perlでのみ動作確認しています。

パスワードの暗号化を行いたい場合は、Crypt::CBC,Crypt::Blowfishモジュールが必要です。
Active Perlがインストールされている環境では、DOSプロンプトで以下のコマンドを実行することによりモジュールがインストールされると思います。


ppm install Crypt-CBC
ppm install Crypt-Blowfish

パスワード入力時のキーエコーをなくしたい場合は、Term::ReadKeyモジュールが必要です。
Active Perlがインストールされている環境では、DOSプロンプトで以下のコマンドを実行することによりモジュールがインストールされると思います。


ppm install TermReadKey

設定

serverlist.txt

コメントを参考にconfig/serverlist.txtを書き換えてや〜

dirlist.txt

コメントを参考にconfig/dirlist.txtを書き換えてや〜


実行

serverlist.txt、dirlist.txtの設定が終わったら、upftp2.plを実行することができます。

引数にファイルやフォルダ名(絶対パス)を指定することで、そのファイル群を処理対象にします。

-tオプションを使用すれば引数からではなく、テキストファイルからファイルリストを読み込むことができます。

ワイルドカード(*?)にも対応しています。

正常に終了すると、config/date.datというファイルが生成されます。
これは対象ファイルをアップロードした日時が記録されているので、次回起動時にはこれより後に更新されたファイルのみをアップロードすることになります。

なんらかの原因でエラーが発生した場合は強制終了されます。
この場合はdate.datは更新されません。

初回起動時は全てのファイルがアップロードされるのを防ぐため、-nオプションを使うことをお勧めします。


Tips

とにかくシンプルな動作でFTP転送を行いたい

-aオプションを加えたupftp2.plのショートカットをデスクトップにでもおいておくと良いでしょう。 ショートカットをダブルクリックするだけで、前回実行時以降に更新されたファイルだけをFTP転送してくれます。日々の更新はダブルクリック一回でOKです。

右クリックメニュー「送る」に追加する

右クリックメニューの「送る」にupftp2.plを追加することで、より効率的にファイルをアップロードすることができます。
SendToフォルダ内にショートカットを置けばよいのですが、どうやら.plファイルのショートカットは反映されないみたいなので、代わりに付属のupftp2.pl.exeのショートカットをSendToフォルダに入れてください。

エディタの「外部プログラム実行」と連携させる

お使いのエディタにこのような機能があれば、アップロード作業が簡単になるでしょう。

特定のファイルだけアップロードしたい

ワイルドカードを用いることで、細かい設定が可能となります。


upftp2.pl c:/homepage/		# homepage以下のサブディレクトリまで処理対象
upftp2.pl c:/homepage/*.*       # homepageディレクトリ内のファイルのみ処理対象
upftp2.pl c:/homepage/*.htm?    # 拡張子.htm、.htmlのみを処理対象にしたい場合

ちなみに、特定のファイルだけアップロードしたくない場合はFilterを用います。


コマンドラインオプション

実行時にコマンドラインオプションを指定することができます。

-c [ディレクトリ名]

設定ディレクトリを指定します
このオプションを省略した場合、configディレクトリが対象になります。


upftp2.pl -c my_config

-t [ファイル名]

引数の代わりに、テキストファイルからファイルリストを読み込みます。
ファイルリストは絶対パスで改行区切りです。


upftp2.pl -t upfiles.txt

-a

全転送モードとなります。dirlist.txtのLocalDirに書かれている全てのファイルを対象にします。

-n

無転送モードとなります。FTP接続は行いませんが、date.datファイルだけが更新されます。 date.datファイルがないとき(主に初使用時)にdate.datファイルだけを作成するときに使用します。 初使用時は-uオプションとの併用をすると便利でしょう。


upftp2.pl -a -n

-f

強制転送モードとなります。最終更新日(date.datファイル)に関わらず、FTP転送を行います。

-p [パスワード]

パスワードを暗号化します。要Crypt::CBC,Crypt::Blowfishモジュール。


upftp2.pl -p abc123
--> CryptPass	52616e646f6d495696f42a2ed93327915fccdbd45dcde4f1

これによって得られたCryptPassを、serverlist.txtで、Passの代わりに用いてください。


最後に

とりあえず何らかの不都合があっても一切責任を持ちません。自己責任で。

最新版のプログラムはYaya a gogo!!で公開予定。
開発状況はたわごとでいろいろ書いていると思います。
バグ報告はBBSでおながいします。