夜。
菜奈の部屋で、部屋の主である菜奈をぎゅっと抱きしめる。
理「菜奈………」
菜「理央………あっ」
さあ、これからという時に菜奈が妙な声を出した。
菜「ご…ごめん……今日……ダメなんだっけ」
要するに危険日。
理「あー、そっか……それならしょうがないか」
おあずけを喰らうのは少々残念だが仕方がない。
菜「…………ねえ……その……『本番』は無理だけど……他のなら……いいよ?」
本番以外。
それはつまり、奉仕による行為をしてくれるという事か。
…………………。
理「お願いします」
断る理由はどこにも無い。
というかあってなるものか。
菜「……じゃあ、部屋から出て」
理「……ん?」
出る?
してもらうのに、出る?
理「な、何だその相反する言葉は」
菜「準備が必要だから、はい出て」
準備?
何の準備だろう。
よくわからないまま部屋から出され、よくわからないまま待った。
菜「理央、いいよー」
菜奈から入室のOKが出た。
理「おう」
部屋のドアを開けて中に入ると…。
菜奈の服装が違った。
服装というより衣装だ。
ウェイトレスの恰好をしていた。
この恰好は見覚えがある。
これは確か……高校の文化祭の時のやつだ。
理「あの衣装、持ってたのか」
菜「うん、理央も気に入ってたみたいだから」
この衣装で………御奉仕………。
なんだこのすごいロマン。
菜「じゃあ、ベッドに寝てて」
理「お、おう」
なんか妙な興奮を覚える。
ベッドに仰向けになって寝る。
そして菜奈もベッドに乗り、こちらの下半身の辺りでよつんばいの体勢に。
菜「それじゃ…気持ちよくしてあげるね、ご・しゅ・じ・ん・さ・ま」
理「なんだその過剰サービス!?」
嬉しいけども。
菜奈はこちらのズボンを下ろし、続けてパンツも下す。
すると、檻から解き放たれた獣の如く自分のモノがぶるんっと出る。
菜「ひゃうっ!?」
荒々しい登場に菜奈は驚く。
菜「い、いつもより凄くない?」
菜奈の言う通りいつもより怒張している。
この浪漫が詰まったシチュエーションに大興奮している証拠だ。
菜「…………」
菜奈は自分のモノを見つめている。
その見つめ方はときめきを帯びているように感じる。
菜奈は自分のモノを優しく持つ。
菜「理央の………熱くて固いね…」
すると菜奈は顔を近づけ、頬ずりをしてきた。
菜奈の柔らかい頬が心地良い。
理「うっ…」
頬ずりはすぐに終わるものだと思っていた。
しかし、菜奈は頬ずりを続けている。
これでは手での奉仕と変わらない。
理「ちょっ、ちょっと待て!」
菜「んー、なあに〜?」
菜奈はすでにスイッチが入っていた。
菜「もしかして、これだけで出ちゃうとか?」
図星。
このシチュに興奮しすぎていつもより感度が高くなっている。
菜「まだダメだよ、これからたくさん出してあげるんだから」
そう言われても限界がある。
理「ほっ、ほんとにまっ……ううっ!」
菜奈の頬を擦るように精が放たれた。
菜「………ほ…ほんとに出ちゃったの?」
菜奈は絶句していた。
頬だけで出るとは。
理「…も、申し訳ない」
こんな簡単に出る自分が情けない。
菜「……でもまだこれからでしょ?」
そう言って菜奈は自分のモノを手にする。
そして上下に早く動かす。
早い。
いつもならもう少し遅いペースなのだが今回は早い。
理「ちょっ…ちょっと……早いって…」
菜「♪〜」
菜奈は何かしらの鼻歌を歌いながら動かしている。
こちらの聞く耳を持っていない。
早くも射精しそうだ。
理「なっ……菜奈っ……待てって…」
菜奈はこちらの顔を見てニヤニヤしている。
小悪魔。
菜奈の行動は正にそれだ。
こちらの反応を楽しんでいる。
菜「もう出ちゃうの〜?」
理「ほっ…ほんとにで………うっ!」
早くも2度目の射精。
これで一息つくと思った。
だが、菜奈の手が止まらない。
菜奈の手についた精液が潤滑油のようになってぐちゃぐちゃと卑猥な音が増す。
一息つく事なく、再び射精感が来る。
理「なっ……菜奈……頼むから……」
菜「……出てる時の理央の顔……可愛いね…」
その可愛いは褒められたものではない。
そして、3度目の射精を放った。
射精が終わって、ようやく菜奈の手が止まった。
菜「………早漏」
何も言い返せなかった。
なんか泣きそう。
菜「………ちゅっ」
慰めのキスをしてきた。
ただし、自分のモノに。
マーキングのように何度もキスをしてくる。
そしてそのキスの度に自分のモノが刺激を受けて元気になってくる。
…自分のモノは単純明快だ。
菜「また…元気になったね」
菜奈が舌なめずりをする。
これからどんな快楽が待っているのか。
すでに3回射精をしたが弾切れの気配は全く無い。
楽しみで仕方が無い。
菜「あー………むっ」
ぱくっと菜奈は自分のモノを口に含む。
理「ううっ…」
菜奈の口内が温かい。
その温度を感じた途端、凄まじい刺激が襲った。
菜奈の舌か。
根本まで咥えられているため見えないが、菜奈の口内は淫らな状態になっているはず。
自分のモノをねぶるように舐められているのがわかる。
菜「ちゅっ……じゅちゅっ…じゅうっ…」
さらに、菜奈の唇が精を求めるように吸い上げてくる。
射精をするのは時間の問題だった。
理「うぁ……ああっ…」
菜奈に射精の合図を出す間もなく菜奈の口内に精を放った。
菜奈はその無礼とも言えるような行為に対して拒絶する事なく、口の中に受け止めていた。
一通り精を放った後、菜奈はモノから口を離す。
菜「んあ〜〜っ」
そして、口を開けて自分の口内の淫らな有様をこちらに見せた。
菜奈の口内は精で一杯になっていた。
エロい。
菜「んっ……ぐっ…」
ゴクッ。
菜奈は口を閉じて喉の音が鳴るぐらいに飲み込んだ。
菜「あ〜〜っ」
再び菜奈は口を開けて飲み込んだ証拠を見せた。
…エロい。
視覚的にけしからんものを見たので自分のモノは元気になっていた。
菜「はむっ」
再び菜奈は自分のモノを口に含み、また射精を促そうと卑猥な吸引を続けた。
20分後。
理「うあっ…」
再び菜奈の口内に出した。
もうこれで何回射精したのかわからない。
菜奈もこれで何回精を飲んだのかわからないだろう。
菜「もう……飲むの疲れちゃったよ…」
飲む義務はないのだが。
菜「もうこれで……しちゃうね」
菜奈は自分の髪形であるツインテールのリボンを手にして、そのリボンを解く。
その髪の毛をくるくると自分のモノに巻き付ける。
俗にいう髪コキだ。
手と違ってサラサラとした髪の毛が独自の感覚で来る。
菜「ねえ………私の髪の毛気持ちいい?」
理「い…いいけど……このままだと…」
このまま続けると髪の毛に射精してしまう。
菜「……い・い・よ」
許可をもらったのにタブーを感じる。
その背徳感が射精を一気に促した。
菜奈の黒髪が濁った白の液体に汚れた。
射精を終えると、菜奈が問いかける。
菜「ねえ………今度はどんな風にしたい?」
菜奈がリクエストを求めてきた。
理「え……ええと……」
菜「こんな風にされたいなんて……はぁっ……はっ……変態っ…」
菜奈にお願いしたのは足による奉仕、足コキ。
ただ、体勢は菜奈の言う通り『変態』と言える。
自分はベッドの端に座り、菜奈は椅子に座り向かい合わせ。
菜奈の足をあえてガニ股の形に。
さらにスカートをめくりあげてパンツがもろに見える光景に。
パンツを見せてもらいながら、足でしてもらう。
十分に変態の領域なのだろう。
菜奈のパンツはこれまでの奉仕に反応して湿り気を通り越してぐっしょりと濡れていた。
菜「変態っ………へんたいっ……へんっ…たいっ…」
言葉だけで見ると菜奈はドン引きしているかのようだが、菜奈の表情は発情していた。
特殊過ぎる環境にも関わらず自分は精を放った。
ただ、精の勢いは弱く、弾切れ寸前と言える。
理「はーっ、はーっ、はーっ……」
菜「はーっ、はーっ、はーっ……」
お互い息切れが続く。
疲労というより興奮状態が続いて過呼吸に近い。
呼吸が整った途端、菜奈の腰と足を手にして持ち上げ、ベッドに押し倒す。
菜「まっ…待って……今日ほんとにっ…!」
理「い…いや……最後はこれで…」
菜奈の両足を閉じたまま持ち上げ、太腿の辺りの両足の間に自分のモノを打ち付ける。
先程の足裏の感触と違い、こちらは太腿特有のむにむにとした柔らかさがある。
菜「はあっ……はぁっ……りお……っ!」
また、菜奈のパンツも擦っており、菜奈にも刺激が来ている。
パンッ、パンッと太腿に打ち込み、一気に射精を促す。
理「さっ……最後に…出すぞっ!」
菜「きっ……きてっ…!」
最後の打ち込みと同時に精を放った。
しかし、出た精はポトッ、ポトッと水滴が落ちるような量だった。
理「……た……弾切れだ………」
ここまで出すと快楽を通り越して疲労が凄まじい。
疲れた。
行為を終えて、菜奈はシャワーを浴びる。
髪にかかった精を落としながら、先程の行為を思い出した。
押し倒された時は足でする形になった。
でも、もしあの時本当に犯そうとしていたら………。
もし犯す気だったら私……。
菜「…わ、忘れよ!うんっ!忘れよ!」