ぽふっと菜奈をベッドにゆっくりと押し倒す。
菜「ね…ねえ…理央」
理「んっ?」
菜奈が声をかけてきた事が意外だった。
菜「今日は………理央が満足するまでしていいよ?」
意外過ぎる提案だった。
理「いいのか?いつもだったら『もう疲れちゃったよ』とか言ってくるけど」
いつもだとだいたい2、3回くらいで終了となっている。
菜「うん……その………試しにね」
理「んー……じゃあ『もうヤダ』って言っても無視して続けるからな」
そして40分後。
菜「もうやだあ!もうやらあっ!」
40分前の宣言通り菜奈の悲鳴とも叫びともとれる声を無視して行為を繰り返していた。
ただいまこちらの絶頂の回数は9回、菜奈の絶頂回数は6回。
菜「まっ……まらっ………ああああぁぁーっ!」
これで菜奈の絶頂回数は7回となる。
いつもなら菜奈のために一息つくのだがこちらはまだまだなので菜奈が絶頂を迎えていても挿入を繰り返す。
菜「うごっ…ひちゃっ……まっまっ……ま…たっ…あううぅぅーっ!」
立て続けに菜奈は絶頂を迎えた。
理「うっ…くっ……」
菜奈の中の締め付けにこちらも中で射精した。
が、射精をしながらもまた動かし始めた。
菜「ひぃっ…ひいいぃぃっ!」
挿入の刺激もそうだが射精される事にも快楽があるようだ。
こちらも連続で射精した。
菜「いやあああーっ!」
もう菜奈の声は喘ぎ声ではなく悲鳴にしか聞こえない。
理「ふーっ…」
一息ついて菜奈の中から自分のを引き抜く。
抜いた途端、これまでに出した大量の精液が溢れ出てくる。
我ながら凄い量を出したものだと感心する。
菜「お……おわったよね?……おわりだよね?ね?おわるよね?」
菜奈が終了の確認、というか懇願の声を出す。
しかしこちらは終わったとは思っていない。
まだ何度かは戦える。
菜奈の腰を持ってごろんとひっくり返し、うつ伏せの姿勢に。
いわゆる後背位だ。
菜「ひっ、ひぃぃぃ!」
ここまで快楽が続くと拷問なのだろう。
這いずるようにベッドから逃げようとするが、腰をがっしりとつかんでいるので逃げる事は許されなかった。
菜「もっ、もうわがまま言わないからっ!おねがいだからぁ!」
菜奈の言う事を無視して菜奈の中に挿入する。
菜「んぎぃぃぃっ!」
ぎゅうっとシーツを握り、快楽に堪えている。
菜「ひいいぃっ!ぎぃぃっ!んぐぃぃっ!」
もう悲鳴とも言えないような、獣の咆哮のような声だ。
菜奈の声は限界を訴えているが、菜奈の躰の方はこちらをぎゅうぎゅうと締め付けてくる。
躰の方の求愛に耐え切れず、中に精液を放つ。
菜「いっ、いぎぃぃぃっ!」
菜奈も絶頂を迎えた。
一息ついて、自分の残弾はどのぐらいか感覚で数える。
あと一発で終了と言ったところか。
残り一回という事で腰を今まで以上に菜奈に打ち付ける。
菜「ひぎぃっ!しんじゃう!ひんじゃうよおっ!」
後背位の為菜奈の顔は見えないが、泣き顔がなんとなく想像できた。
理「これで最後だから、もうちょい我慢しろ」
菜「びぃぃ!ぎいぃっ!」
菜奈には自分の声が届いていないようだ。
……まあそれならそれで仕方がないか。
菜奈の為に早々に終わらそう。
腰を一気に動かし、そのまま射精した。
菜「う…………あ…………が…………」
菜奈は呻き声のような声を出しつつ、ビクッ、ビクッと痙攣を起こす。
痙攣が終わると同時に糸が切れた操り人形のように躰が崩れ落ちた。
菜奈の中から自分のを取り出し、ふうっと深呼吸した。
理「あー……すっきりした…」
ぼこっ。
意識を取り戻した菜奈はまず拳骨をぶちかましてきた。
理「痛えだろ!?」
菜「満足するまでって言っても限度があるでしょ!?」
理「それでもいいって言ったのは菜奈だろ!?」
菜「ほんとに死んじゃったらどうするの!?」
人間そんなやり過ぎて死ぬ事はそうそうあるまい。
『腹上死』はある意味ロマンではあるが。
そして翌朝。
てりっ。
ぷりっ。
菜奈の顔がテカテカしている。
というか肌が物凄い健康的。
性行為によって女性ホルモンが分泌された結果なのだろう。
今回はずっと出っ放しという状態なので余計に肌が凄い。
菜「すご……」
菜奈自身も驚愕の変貌なのだろう。
限界を超えての性行為はデメリットだけではない。
理「はっはっは、まんざらでもないだろ」
菜奈は赤くなりながらもむーっとする。
菜「……当分やんない」
理「えーっ!何でだよ!?」
菜「……毎回死にそうになるのやだもん」