後書き

この『樹氷の森』はちょうど4年前にマンガ雑誌で連載されるという夢を見て、その内容を小説化してみました。
いわゆる『パニックもの』です。
『ドラゴンヘッド』、『キムンカムイ』、最近では『エデンの檻』と昔からパニックものは好きなジャンルになります。
4年前に断片的な小説を書き、ある程度ネタが溜まるまで放置状態でした。
ここ最近になって一通りの話が出来上がりましたので一つの作品となりました。
ただ4年前のプロトタイプと見てみるとだいぶ違いがありますね。
主な変更点は

6人ではなく7人いた(ちなみに7人目は七原)。
殺人鬼は老人で喋る。
2人目の殺人鬼を殺して終わりだった。

というとこです。
ちなみに全キャラに名字がありますが、『これから死ぬ人間をわかりやすくするためにナンバリング的な名字をつけただけ』です。
四ノ宮を生き残らせたのは理由があります。
4という数字は『4=死』という不吉なものがあります。
車のナンバープレートも『し』がないのは不吉だから使われておりません。
『彼は死という運命を飲み込む者也』という意味合いを込めて四ノ宮(しのみや)という名字をつけたのです。
4年という長い期間でしたがようやく形になりました。
それでは次回にて。