チャイルドパニック5

涼「綾、ちょっと手貸して」
綾「?…はい」
綾が手をすっと差し出す。
すかさず『あの指輪』を指にはめた。
ぼわんっ
綾「きゃっ」
煙が止むと、おなじみとなった幼い綾になっていた。
素早く腰の辺りをつかみ、ひょいと持ち上げて、あぐらをかいた俺の中心に乗せる。
そのまま後ろからきゅっと抱く。
綾「………りょうさん?」
そのままされるのでは、と思っていたようだった。
涼「……今回はしません」
だが、しない代わりに、
ふわふわと頭を撫でる。
綾「みゅう………」
綾の方も撫でられて心地がいいようだ。
涼「…やっぱかわいいな」
綾「え?」
涼「幼くなっても、綾は綾だもん」
綾「………うれしいです…」
涼「……このまま、続けていい?」
綾「……うん…」
ふわふわと頭を撫でる。
しばらく撫で続けていると、こくり、と綾が頭を垂れた。
………眠ったか。
…………………………………………チャンス!
そ〜っと綾を抱きかかえる。
そしてゆっくりと畳に寝かせる。
……よし、準備をしよう。

綾「……………ん…」
涼「おっ。起きたか」
綾「……あれ……りょうさん、何やっているんです?」
涼「やっているというか、やったというか…」
綾「………何…したんです?」
涼「ん?写真」
綾「しゃしん………?」
綾がしばらく考えている。
起きたばかりなので思考回路がうまく働かないようだ。
綾「……………………しゃしんですかっ!?」
涼「そう、写真」
綾「な、何をとったんですか!?」
涼「……見てみる?」
ひょいと肝心の写真を取り出す。
バッとそれを奪うかのように綾は取る。
そして写真を見た直後、
綾「…………」
シュー…と煙が出た。
どうやら真っ赤になって鼓動が速くなったようだ。
そして煙が止んだ頃には元に戻っていた。
涼「………そこまで恥ずかしくなるのか」
綾「な、なりますよ!何ですか、この写真!」
その写真はこんな内容だった。
綾の服装をフリルが多くついたピンクハウスに近い程のフリフリの服に変えて。
そして熊のぬいぐるみを抱いたまま寝ているような格好にさせて、そのまま撮影。
涼「………かわいいと思うけど」
綾「あ、ありがとうございます…そ、そうじゃなくてですね!」
涼「……それとも今の綾で着たかった?」
綾「……………」
ものの見事に真っ赤になった。
どうやら図星だったようで。

後書き

さてさて、またしても作者発狂モードに(笑)。
いやホントに作者の趣味だらけでスミマセン(笑)。
だってさあ、清楚な人ほどこういうかわいい服装にさせたいわけですよ(笑)。
とりあえずチャイルドパニックシリーズはとりあえず一休みってことで。
3で最後にするとかぬかしといてなんですけども(笑)。
それでは次回にて。