彼女が不機嫌になる時

澪主任がケーキが入っているであろう小包をもらった。
涼「主任、なんですこれ?」
澪「休みの日にちょっと旅行をしたのよ。それのおみやげよ」
小包に印刷されている店名を見る。
涼「へえ、結構高めのところじゃないですか。いいんですか?」
澪「いいわよ。ちょうどタイムサービスで半額だったし」
涼「そうでしたか。それじゃお言葉に甘えて」
澪「2つ入っているから奥さんと食べてね」
涼「わかりました」

で、帰宅。
涼「ただいま〜」
玄関でただいまの挨拶をすると、綾が出迎えてくる。
綾「お帰りなさい、涼さん」
涼「今日さ、上司にスイーツもらったから一緒に食べない?」
綾「あっ、本当ですか?」
涼「夕飯まで時間あるから早速食べよう」
綾「それじゃ、お皿とスプーン持ってきますね」
テーブルにスイーツの入った箱を置く。
乗せる皿とスプーンも用意して、準備万端。
涼「よし、準備できたし早速開けるか」
そういえば中を確認していないが、どんなスイーツなのやら。
パカッと蓋を開ける。
中には………
白のドームのような形状になっており、その頂点にはピンク色の突起のようなものがトッピングとして乗っかっている。
通称、おっぱいプリン。
……なにこのスイーツ。
ふと、すぐ傍から怖い視線を感じた。
その視線の根本は綾。
むすっとしている。
物凄い不機嫌。
綾「…何です……これ」
涼「えっ、いや、これは……」
綾「私の胸がちっちゃい事のあてつけですか」
涼「そっ、そんなつもりじゃっ…」
綾「知りませんっ、今日は晩御飯作りませんっ!」

後書き

マイ設定で『胸が小さいのを気にしている』と書きましたが、ケータイ版でも胸が小さいのを気にしているという一面が見られます。
そういえば『ヒートアイランド』で匂いフェチな要素を書きましたがこれもケータイ版でも同じような話があるんですよね(笑)。
…時代が俺に付いてきてるのか(自惚れ)。
…2013年の一発目がコレというのもどうかと思いますが(苦笑)、作者のロクでもない設定にお付き合いをお願いします。
それでは次回にて。