KISS -13th-

涼「すー………くー………」
綾「……………」
やっぱりいい。
この顔を独占できる事が。
なんと言えばいいのだろう。
悦に入ると言うか、ほおずりしたくなると言うか。
………キス、しちゃってもいいよね。
…まあその…………私の旦那様だし……。
お母さんの妨害もないし。
……涼さんばかりじゃ、不公平だよね。
たまには私が積極的になってもいいよね。
……………いざしようとすると緊張しちゃうな……。
それでは………その……………いただきます。
……ちゅっ………。
……………物足りない。
この顔と比べちゃうと負けてしまう…。
どういう意味の負けなのかはわからないけど。
………もう1回、いいかな…?
今度は…………その……………………味わうみたいに………。
……涼さんはいつもこんな事を考えてるのかな…?
それでは……改めて…………。
ちゅ…………。

ふうっ………………。
とりあえずこの顔に負けないキスだったかな…。
…………一応、口直し(?)のキスを……。
涼「………何してる」
綾「きゃ…!」
涼「……………」
綾「えっと、それはあのですね……えっと」
涼「……………………満足してなかったか」
綾「え!?」
涼「満足してくれなかったのは俺の責任だ。よし、ふにゃふにゃになるまでするか」
綾「えっ…あっ……………」

後書き

ちょいとばかし変わった感じの作風になりました。
なんかここ最近1日で書き上げる事が多くなりました。
今回で新たに考案時間5秒、作成時間26分とコースレコード樹立(笑)。
しばらくはコースレコードを塗り替える事はないでしょうね。
それでは次回にて。