KISS -4th-

涼「………っ…ふう…」
涼さんがお酒を飲んでいる。
………よく飲めるなあ………。
私は全然ダメ。
ちょっとずつだと全部飲めないし、かといって一気に飲むと記憶がなくなっちゃうし。
涼さんに聞いてみたけどなんかあやふやだったし。
……やっぱりある程度お酒に慣れないとダメかなあ……。
あ、涼さんがこっちに気付いた。
涼「…………一緒に飲む?」
……………………どうしようかな…?
早いうちにお酒には慣れた方がいいし………。
じゃあ、飲もうかな…。
綾「ええ、飲みます」
涼「じゃあ、隣に座りなよ」
綾「はい」
涼さんの隣に座ると突然、
涼「それじゃ早速」
え?
がしっ、と私の両肩をつかんで、
え?え?え?
そのままキス。
ええっ!?!?
一緒に飲むって一緒に飲むってそういう意味っ!??
涼さん、もう酔っ払いさんになってる……。
涼さんの口からどろっと液体が入ってくる。
うえっ…苦いよお…………。
でも……これに慣れなきゃ………。
んっ…………ごくっ………。
涼さんが口を離す。
……っふ…う…。
涼さん………もう。
………んっ……体が……熱いよぅ……。
…え……まだなの………?
ん………くっ………。
…………………ぷは………。

何回…………したのかな。
苦いとか…………もうわからない。
………………………………キス、したいな…。
……………お酒のせいかな。
…だよね、私…そんなえっちじゃ………ないよね。

…………………あ、あれ………朝だ。
………お酒を飲んでからほとんど覚えていない…………。
あの後、何があったんだろ………。
………………………………あ。
そういえば、あの後、ふわふわしていてとても気持ち良かったなあ………。
…また、涼さんと飲もうかな………。

後書き

ちょっと趣向を変えてみました。
というより変えすぎともいいますが(苦笑)。
泥酔時の綾はキス魔になる、という設定になってます。
ほろ酔い時はどうしよっかな〜といったところです。
それでは次回にて。