プレゼント

涼「…………で、今年も無し?」
綾「…………ごめんなさい…」
本日、俺の誕生日である。
綾がしゅんとなる。
涼「ふむ……じゃあ今年も、俺のお願いだな」
綾「は、裸にエプロンですか?」
涼「いや、今回は………」
ぽん、と綾の肩を叩く。
涼「綾、君そのものがプレゼントだ」
綾「え?え?」
涼「まあ、ようするに」
そっと綾に耳打ちする。
涼「今夜、たっぷり相手してもらうよ」
その途端、
ボンッと綾は真っ赤になった。






涼「これで、よしと」
きゅっとパジャマ越しに綾の体を1本のリボンで、腕のあたりからくるりと結ぶ。
無論、結び方は蝶結び。
そしてちょっと離れて、その様子を見る。
………………かわいい。
しかし、はたから見るとSMっぽい気が……まあいいや。
涼「さて…と」
軽く綾の髪をなでる。
綾「……あの…涼さん……」
涼「うん?」
綾「…そ…その………優しくしてくださいね…」
多分、リボンで結んだことを気にしているのだ。
涼「大丈夫だよ」
軽くキス。
涼「綾に痛いことなんかしないよ…」
右手で胸をパジャマ越しに軽く触る。
綾「んっ…」
ぴくっと綾が動く。
涼「そのリボンはかざりつけみたいなものさ」
胸を優しく揉む。
涼「けど……綾には意味がないかもしれないな、そんなリボンなんかつけなくてもかわいいから…」
綾はすでに先程の愛撫で赤くなっていたが、さらに赤くなった。
涼「……嬉しい?」
綾「…………はい」
小さい声で返事があった。
涼「……そういう正直なところ、俺は好きだよ」
頭をふわふわとなでる。
そして、それが終わったと同時に愛撫を再開した。
綾「ん……あ……っ……」
かわいらしい綾の嬌声が出る。
リボンを解いて、パジャマの上を脱がす。
淡いピンクのブラだった。
涼「………かわいい色だね」
綾「やあ…………そんな………」
綾の背中に手を回し、ホックを外す。
かわいらしい胸があらわになる。
すっと綾の後ろに回り、優しく揉む。
綾「んっ……や…あっ………」
首をペロッと舐める。
綾「んうっ……!」
続けざまに首を噛む。
痛くない程度の甘噛みだ。
綾「きゃっ………!」
涼「い、痛かった?」
さすがにこれには驚いたようだ。
綾「い、いえ……その…………」
……ああ、そういうことか。
涼「……続けて、いい?」
綾「………はい…」
真っ赤になりながら、綾は応えた。
涼「じゃ…早速」
今度は肩を噛む。
綾「んうっ……あ……ふや…ぁっ……」
今度はさらに強く噛む。
綾「んっ……ゃぁ………食べないで…っ…」
綾の言葉を聞いて、くすっと笑った。
涼「食べたいな……綾を…」
綾「えっ………」
涼「冗談だよ…」
綾「もう…っ…」
持て余した手で胸を揉む。
綾「んっ………はぁ…あ…っ…」
胸を揉みつつ、背中を舐める。
綾「!……っ……ゃ…あ……」
声が高ぶっている。
涼「………気持ち、いい…?」
ポツリと聞いてみる。
綾「……………意地悪」
そう言いつつも、綾は小さくうなづいた。
だいぶ声も高くなっている。
そろそ下の方にうつるか。
涼「…綾……下のパジャマ、脱がすよ」
綾「は…はい…」
パジャマのズボンをゆっくり下ろしていく。
ショーツもブラと同じ色の淡いピンクだった。
余った左手で、ショーツ越しから触る。
綾「あっ……ん…あっ…!」
熱のこもった声が溢れ出る。
そのままショーツ越しに愛撫。
綾「やっ………汚れ……ちゃう…んっ…!」
綾の願いを無視して、そのまま続ける。
次第に、ショーツになんらかのシミが出来てきた。
綾「お願い……やめてぇ……あっ……!」
さすがにこれ以上やると綾が泣き出しそうなのでやめた。
涼「ごめん、綾……」
綾「涼さん……ひどいです……」
綾はすでに半ベソの状態だった。
涼「…でも、気持ちよかったろ?」
綾が途端に真っ赤になった。
綾「……………涼さんの意地悪…」
うなづきもしゃべりもなかったが、おそらく気持ち良かったのだろうか、さらに真っ赤になった。


ショーツを脱がし、右手で愛撫する。
綾「あ…んっ……は…あ…あ―っ…!」
先程の愛撫でかなり濡れてきている。
もう愛撫の必要はないだろう。
涼「綾……そろそろ入れるよ」
綾「は…はい……」
綾の秘部に自らのものを入れる。
綾「あ…ああ…っ…!」
少しずつゆっくり動かす。
それと同時に、綾の表情を見る。
苦痛と快楽、そして羞恥が入り混じった表情、そして艶のある表情にたまらなく興奮した。
綾「は……あっ…やあ…ん……っ…ふゃ…あっ…!」
しばらくすると、射精感が生じた。
涼「綾……一緒に……」
綾「あっ…りょ…涼…さぁん……」
綾の中に精を放つ。
綾「あっ……あ――っ!」
お互いに絶頂を迎え、しばらく余韻に浸った。





その後、綾の頭を撫で続けていた。
綾「子供扱い……しないでください」
涼「…嫌?」
綾「……涼さんになら…構いません」
時計を見た。
まだ明日にはなっていなかった。
涼「まあ…今日一日は綾は俺のものだから……」
綾「え?」
涼「もう1回、するか?」
綾「ま、またですか?」
真っ赤になりつつも、嫌そうな顔ではなかった。
涼「…嫌じゃないだろ?」
綾「………涼さんの意地悪」
俺はくすっと笑って、
涼「でもね、俺はそういう…」
額にキス。
涼「正直な綾が大好きだよ」
綾「…………ちゃんと唇にキスしてください」
綾は逆に開きなおっていた。
涼「はいはい」

後書き

涼「うおりゃああぁぁぁっっっ!!(斧投)」
作「ぎゃあああっっ!!(回避)殺す気かてめえっっ!」
涼「こんの野郎、とうとうSM入りやがったか」
作「リボンできゅっと輪にして縛っただけじゃねえか」
涼「いずれは亀甲だの妙なもんに走るつもりだろ」
作「走んねーよ、綾に痛い思いはさせんよ」
涼「こういうのはもうやめとけや」
作「そだね、読んでる人に誤解されないように(笑)」