深層心理

綾「涼さん、何を読んでいるんですか?」
涼「ああ、これかい?心理テストの本だよ」
綾「心理テスト?」
涼「うん、ある質問に答えた時、その答えは別の質問の答えと同じで……まあ、やってみればわかるよ」






あなたは、あるスポーツのトロフィーを持っています。
そのスポーツは何ですか?

A・サッカー
B・マラソン
C・ゴルフ
D・登山














綾「うーん………スポーツは得意ではないので……ゴルフですね」
涼「ふむ、俺はサッカーだな。さて、答えは次のページか」

































この質問は、あなたがSかMかを現しています。
そのスポーツのやり方によってSでも真性かそれほどでもない場合があります。


Aのサッカーを選んだ人は、『ややSの気があります』
サッカーはボールを蹴るというかなり攻撃的なものですが、サッカーは主に多人数でやるため、攻撃的な部分がやや弱くなっています。


Bのマラソンを選んだ人は、『非常にMの気があります』
マラソンはとにかくひたすら走り、自分の限界に挑みます。
ある種、自分を追いこむかのようにひたすら走るため、真性のMです。


Cのゴルフを選んだ人は、『ややMの気があります』
ゴルフは一見ボールを打っていますが、基本的にゴルフは少ない打数でカップに入れるルールがあり、さらにバンカー、ウォーターハザード、OBと様々な地形があり、多くのペナルティがあるため、そのルールにのっとってプレイするわけですから、基本的にややMです。


Dの登山を選んだ人は、『非常にSの気があります』
登山は山を征服するということです。
征服は攻撃的な行為です。そのため、真性のSです。







綾「………」
綾は真っ赤な状態だった。
涼「と、いうふうになっているんだ」
綾「でも、結構面白いですね」
涼「だろ?さて、続きと」








あなたは、ジェットコースターに乗りました。
その感想を言ってください。














涼「うーん……最初に乗った時でいいか、すっきりした…かな?」
綾「私は…………頭が真っ白になった……ですね」































あなたが出したその答えは、『H後の感想』です。








綾「…………………」
しゅーっと湯気が出そうなくらい真っ赤だった。
涼「いや、現に真っ白になったろ」
綾「りょ、涼さんっ」








あなたの目の前に、スパゲティがあります。
それをつうっと吸って食べるのに、どのぐらいの時間がかかりますか?
なお、量はご自由にお考えください。














涼「俺は1メートルくらいの長いのを想像したから……10秒くらいだな」
綾「私は…………1分くらいですね」
































あなたが言った時間は、『キスの長さ』です。








綾「…………………」
耳の先まで真っ赤だった。
涼「このキスの長さっていうのはある種、自分がそれで満足できる時間を意味しそうだな」
綾「えっっ!??」
涼「じゃあ、今度は長くするか」
綾「りょ、涼さん……」










あなたの部屋に、ドラえもんがいます。
さて、あなたはどこにドラえもんを置きますか?
そして、何をさせますか?













涼「何をか……とりあえず、真ん中あたりに置いて、とりあえず談話する、かな」
綾「私も…部屋の真ん中に置いて………かわいいから抱き付きます」
涼「結構、大胆だな……まあ、ドラえもんは実際にいないけども」





























あなたがとった行動は、ずばり『あなたが恋人にとる態度』です。









涼「よし!さあ俺の胸に飛び込んで」
綾「……………」









ここに香水のビンがあります。
さて、その香水は何色ですか?次の色から選んでください。

A・赤
B・黄
C・青
D・紫
E・白
F・緑
G・オレンジ
H・黒
















涼「ん……青かな…」
綾「じゃ、じゃあ………白で」

































あなたが選んだ色は、Hの心理、すなわち行為やムードを現しています。

Aの赤はイノシシ状態。自分への探求心を忘れずに。

Bの黄は好奇心がいっぱい、いかに興味を長続きさせるかがポイント。

Cの青は理屈から入るタイプ。頭よりも体を使おう。

Dの紫は個性炸裂。アブノーマルな道に入りやすい。

Eの白はロマンチック暴走状態。あこがれが強すぎ。

Fの緑はHよりも安らぎを求めるタイプ。

Gのオレンジはオープンな考えの持ち主。明日もやるぞって感じで気分は仁王立ち(笑)。

Hの黒はプライドが高い。ムードやシチュエーションを重視し過ぎ。ムードに酔っても酔われるな。






綾「……涼さんの場合、理屈抜きでやってると思うんですが……………」
涼「そうかな?結構考えてると思うけど」












若くしてこの世を去った大スターの遺品の中から、私生活の秘密が書かれた日記が発見されました。
その日記にはどんな秘密が書かれていましたか?












涼「う〜ん……エッチな本の隠し場所とおすすめのページ、かな」
綾「そ、そんなに細かいんですか!?」
涼「まあ、秘密ってそんなもんだし思うけど…」
綾「じゃあ、私は……年をごまかした事ですね」





































日記に書かれていたのは、実はあなたが最も人に知られたくない事です。














涼「綾……」
綾「そんなことしませんよっ!」














あるテレビ番組の討論会で言い合いをしていたゲストが怒ってスタジオを出ていってしまいました。
さて、この人は何と言われたことに腹を立てたのでしょう?
















涼「うーん……あなた変よ、かな」
綾「じゃあ……少しはしゃべったらどうだ?……ですね」


































あなたが考えた言葉はズバリ、『恋人に言われたい言葉』なのです。














綾「こ、こんなこと言われたいんですか!?」
涼「……微妙だな、これ」
後書き
今回はちょっと趣向を変えて心理テストです。
読んでる方もテストできるように工夫してみました。
最初の問題は4択ですが、これは高校の時に読んだ心理テストの本を思い出したので書いてみました。
他にもいくつかあったのですが、覚えていません。記憶力のなさに痛感(笑)。
ちなみにそれ以降はヴァイスのラジオCDと、少し前の頃のメントレGからです。
今回はまあお試しという感じで作ったシロモンです。
いかに作者がネタ切れだというのがお分かりになったでしょう(苦笑)。
それでは次回にて。