……あれ、これ何だろう。
涼さんのかな…。
袋に入っているけど…。
中に何か入ってる…。
………何が入っているんだろう。








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……本かな?
一体の何の本だろう…とりあえず袋から出し…………。
………っっっっ!!!(後ろにあとずさる)
こっ、こ、こ、これって………。
……………………………えっちな本?
……絶対に涼さんの本だ。
何もこんなに目立つ所に置かなくても………。
………………これって……セクハラ?
ううん、そんなことないよね……………多分。
きっと、涼さんが置き忘れただけよね。
これは、涼さんの部屋に……………。
それにしても………どんな内容だろ。
………(辺りを見回す)…涼さん、まだ帰ってきてないね。
ちょっとだけ………(ぱらぱらとページをめくる)。
…………―――――っ!!!!(ボンッと真っ赤になる)
こっ、こっ、こっ、こんな内容なの!?
……………すごいえっち……………。
…………もしかして、涼さん……………これ見て練習(?)してるのかな。
……………実験台、私?
……………(真っ赤)。
そ、そんなことないよね、涼さん。
…………でも、この本に出てくる女の人って、みんな黒髪で、ロングヘアーで……お嬢様みたい…………。
……………………………お、お嬢様!??
や、やっぱり私に実験してるじゃないですかっ!
…………あ。
おととい、涼さんにされたような格好が……。
…………………………(真っ赤っ赤)。
見たところ、お嬢様ばっかだけど………タイトル、何だろう。
え〜と………………お嬢様の痴態…。
きゃ―――っ!!
えっ、えっ、と、と、と、いうことは………。
わわ、わ、わ、私用の本!??
……………………(頭から湯気)。
………………と、とにかくこの本、どうし…。
……りょ、涼さん!!
ど、どうしよう……………。
い、いえ、別におとといの格好を見つけたたわけじゃ……。
きゃ―――――――っ!!!
自分で墓穴を……。
穴があったら入りたいよ……。
後書き
綾視点第3弾っすね。
こういう女の子の視点で書くのはたまにやるとめっちゃ楽しいです。
しかし、1度目、2度目と比べると、なんか綾の思考が徐々にかわいくなってるような………。
作者の中で精神年齢が幼くなっているのが見てとれますね。
あ〜あ、これでまたロリ疑惑だよ(笑)。
さて、それでは次回。