座談会

おそらく、これを読まれた時はすでに小説を読み終わったと思います。
もし、まだ読んでいなかったらすぐにこれを閉じて小説を読み終えてください。
ここでは、いずれはやりたかった、というより、実はこれはやっていたのですが、その後にフロッピーを紛失してしまい、結局ナシになってしまった、座談会をやりたいと思います。
『綾』の裏話、というよりはアブナイ話もあります。


作者(以下作)「どーも、DDR3rdにハマリまくりの作者です」
涼「はーい、でもやったら死にそうになった涼です」
作「と、まあ、今現在(99年11月22日)ではまだ完成してはいないが、とりあえず座談会などを」
涼「てゆーか、一体何を話せば」
作「とりあえずこれまでの作品の裏話を」
涼「裏って・・何かあるの?」
作「そりゃもちろんあるよ」
涼「それじゃあ、まずは『春』から」
作「『春』はまあ、出会いというわけでこれだけですけども、この中に実話があるんですよ」
涼「えっ、実際に起きたのが?」
作「この話の設定では2年の終わり頃に綾が転校してきたけども、涼は部活でいなかったっていうやつは、俺の実話です。ホントは1年の時だったんだけど」
涼「へえーそうだったんだ。んでもってその後綾に一目惚れするわけだけども、そちらさんの初めて会ったのはいつ?」
作「場所は青葉公園付近のゲームセンター「ビートルズ」だった。その時たまたまみづきに4連勝して、初めて会ったんだ」
涼「で、最初の印象は?」
作「マジな話だけども、ゾクッと来たね」
涼「悪寒みたいな?」
作「悪寒ていうよりも、背筋に何か来た。よくさあ、稲妻が走るっていうけど、それは嘘だと思う」
涼「ふーむ、まあ人それぞれということで。そして最後の部分の遅刻スレスレ登校ネタは?」
作「これはねえ、最初の頃にピーンと1枚絵みたいなのが浮かんで、いつ使おうか考えていて、しばらくしてから、あっ、ここで使おうって」
涼「はい、じゃあ『夏』」
作「これは綾を看病するというネタは、どうしてもやりたかった」
涼「これによって、綾の病弱っぷりで出てると思うわけだ」
作「綾といったら体の弱さがポイントになるから」
涼「そしてこの後も風邪とか、植物になったりとかで、病弱というイメージを作っていって、ここではその下積みというわけか」
作「そう!と、言いたいところだけど、全部行き当たりばったりで、そういうのは後で付け足しているだけ(笑)」
涼「さすがフォローのプロ(笑)」
作「この後の下着ネタ、膝枕に関しても、やっぱりやりたかったこと」
涼「それじゃあ、『秋』」
作「初の18禁」
涼「これも、やりたかった事?」
作「ぶっちゃけた話ね」
涼「そういえば、ここで綾のパジャマについてもあったな」
作「これはね、わざとこうした」
涼「わざとというと、ギャップ?」
作「そう。綾のイメージカラーは強いて言えば『白』だけど、パジャマも『白』にしてしまうと、『清純』に色が強くなっちゃうんだ。そこで、女性特有の『色気』を出すために、黒系を選んだ。そして単に黒だと面白味がないので、藍色を選んだんだ」
涼「そして何も考えずに脱がしたわけだけども」
作「下着の色は白しか考えていませんでした」
涼「ゲーム時の下着は?」
作「それも考えていたけれども、俺の中では下着は白だということで」
涼「そして、これを作った後、風邪をひいたと」
作「そうなんだよなあ、風邪ひいた時はまじで『やばい、呪われた』と思ったね(笑)」
涼「そして冬の中間のやつだけど」
作「ああ、寝込んだやつね」
涼「結局のところ、原因は?」
作「別にいいんじゃないの?男の風邪なんて」
涼「そうくるか(笑)」
作「んでもってセラミックハートの歌詞はね、和訳したものが結構恋愛と似ているなと思って付け足しました」
涼「で、『冬』は?」
作「実際は短いけれど、本当はまったく別の展開になっていた」
涼「ああ、以前に書いてあったね」
作「あれねえ、やりたかったんだけれども、どうしても綾の泣き顔を想像したくなかった」
涼「のめりこんでるよ(笑)」
作「本音を言うと、泣かしたかった。でも良心がねえ・・・」
涼「そういえば、綾が渡したやつの中身は?」
作「どうだと思う?」
涼「あんた作者だろ(笑)」
作「とりあえずは手作り以外のなにもんでもないだろ」
涼「でもさあ、溶かしたチョコレートって、もともと作られたやつだろ、手作りとはいえないんじゃ・・」
作「ああ、それは納得だね。ちなみにこれのエピソード、あるんだよ」
涼「えっ、あるの?」
作「うん、これは使う時がなかったんで、ここで公開」


場所は綾の家。
綾の母「綾、ちょっといいですか?」
綾「はい(綾の母の前に座る)」
綾の母「最近、よくお話ししていると、涼君の事が出ていますが、どんな男の子ですか?」
綾「と、言いますと・・」
綾の母「そうね、例えば・・・・どう思っているとか」
綾「えっ?(心を読まれた感覚)」
綾の母「多分、あのこは綾を好きなのでしょう」
綾「え・・・(さらに動揺)」
綾の母「ふふ、女の勘ですけど・・、あなたはどう思っているのですか?」
綾「・・・・(赤くなってうつむく)」
綾の母「綾、弱気になってはだめですよ。これはあなた自身のことです。誰かに助けを求めるのはできませんよ・・・」
綾「・・うっ・・ひっく・・(母の言葉に胸をつかまれ、泣く)」
綾の母「辛いでしょう・・でも、言えなかったら、もっと辛いことになるのですよ・・・」
綾「・・・私・っ・・もう、嫌ぁ・・っ」
綾の母「・・・・・」
綾「もう・・っ、自分に嘘をつきたくないっ・・・!」
綾の母「・・・(綾に同情)」
綾「私は・・っ、涼さんが・・好きで、好きで・・・どうしよう・・ひっく・・もなくて・・でも・・でもっ・・・私には・・どうしたらいいか・・ぐすっ・・わからないのぉっ・・!」
綾の母「(ハンカチを取り出し、綾の涙を拭く)綾・・・よく言えましたね・・」
綾「お母さん・・・」
綾の母「ずっと言えなかったのでしょう・・・でも、あなたは今、言えたじゃないですか」
綾「・・・・・・」
綾の母「(立ちあがって)そういえば、そろそろバレンタインデーですね、ちょうどあなたの合格発表と同じ日です。涼君も同じ大学ですから、会えるのは問題ないでしょう。おそらく、それが最後のチャンスですよ・・・・」
綾「(母が立ち去るのを見送る)・・・・・・お母さん・・・・ありがとう・・」


作「つーか、自分でもなんだかすっごい感動してんだけど(笑)」
涼「これ、使ったほうが良かったんじゃ・・・」
作「でも、やっぱり泣かせたくはなかったなあ・・・」
涼「だからこういう風になったんだ。それじゃあ、その後の縁日のやつ」
作「最初は冬できっちり終わらせよう思ったんだけど、ネタがどんどん出てきて、このような形に」
涼「そして綾とキスすることになったわけだけど、これは?」
作「まあ、告白したんだし、後はキスだけだな、と思って」
涼「あと、それと浴衣をほめる所のやつだけど」
作「ああ、誰にだって素になるのは必ずあるからね」
涼「これはよくできていた、文句無しに」
作「このシーンはお気に入りのやつだね」
涼「それじゃあ、そのあとの雷も?」
作「うん、雷が平気な人がいるわけないしさ。それに綾は女の子だしね」
涼「ちなみに、綾はお化けはどうなのかな?」
作「やっぱり怖がると思うよ、こんな感じでさ」


涼「綾さん、やっぱり無理しなくても・・・(大丈夫かなと心配)」
綾「い、いえ、大丈夫です(本当はすごく怖いのだが、お化け屋敷なら一緒にいられると思ったため、入った)」
涼「それじゃあ、行くよ(中へ進んでいく)」
綾「は、はい・・・・(怖くて、涼の腕にしがみつく)」
早速、お化け出現。
綾「きゃあああああっ!(しがみつく腕の力が強くなる)」
涼「大丈夫だよ(やっぱりかと不安的中)」
綾「あ、あの・・離さないでくださいね(正確には綾自身がしがみついてるだけ)」
涼「うん(やっぱりか・・でも、そんな綾さんもかわいいなあ・・・)」


作「こんな感じっしょ」
涼「ベタな感じもするけど、やっぱこんな感じかな」
作「ってゆーかなんか指がむっちゃかゆい(笑)」
涼「それも書いてあったね」
作「これ、悪くいうと、虫唾が走るってやつかな」
涼「それは悪すぎだろ(笑)」
作「そして、次の問題作(笑)」
涼「正真証明の18禁のやつか」
作「ここまできたんだから、もうやっちまうかというような心境がこの辺で(笑)」
涼「ちなみに、この前編のやつは?」
作「ああこれは元ネタがあるんだ」
涼「えっ、あるの?」
作「うん、ゲームのアンソロジーコミックのが」
涼「18禁の?」
作「違うっちゅーに(笑)」
涼「ああ、普通のね」
作「一応、参考資料として、官能小説を買ったんだけど・・・これがまたねえ(笑)」
涼「ちなみに買ったのは?」
作「ええと、今はなきゲーメストの新声社のところから出た官能小説の4作品のうちの一つ」
涼「で、これを使おうと思ったんだ」
作「無論、使えねえ(笑)てゆーか、使ったらセタからの刺客に襲われそうな気がした(笑)」
涼「でもさあ、Hシーンのやつ、すごい生々しいんだけど」
作「これねえ、やりすぎた。本当に反省してます」
涼「よくもまあ、こんなセリフ、考えたと思うよ」
作「でも、よく見ると、ある程度の言葉しか使われてないんだよ。喘ぎ声は」
涼「そう?どらどら(読み直す)・・・あ、本当だ」
作「うーん、まだまだ勉強不足だな」
涼「いや、そんなのが不足でも困るんだけど(笑)」
作「でも一文一文考えて作ったんだけどなあ・・・」
涼「そういやさ、処女膜のやつだけど」
作「あれねえ、ちょっと強引だったかね」
涼「あれはちょっと・・・ひくね」
作「まあ、あれは確かにやりすぎた。反省してます」
涼「ところで、処女膜って、そんなに痛いもんなの?」
作「うん、処女膜にも色々な種類があって、その中で一番痛いやつ。確か小さいやつが一番痛いのだったかな」
作「そして、その後の誕生日のやつ」
涼「これが本来の目的だったんだ」
作「そう。誕生日ネタは必ずやりたかったんで」
涼「そういえば、この時、綾は何歳なの?」
作「うーん、特に決めてなかったけど、多分21歳だね。あ、21歳に誕生日だから22歳か」
涼「このへんは時の流れがあんまわかんないんだけど」
作「だいたいこんな感じだと思うよ」

18歳  5月 縁日でキス
19歳 11月 事故により植物人間に
19歳 12月 植物状態から回復
21歳  1月8日 初体験
22歳  1月9日 誕生日

涼「おお、こんなんなってんのか」
作「てゆーか、これ本当に今考えたからな(笑)」
涼「フォロー大魔人(笑)」
作「んでもって、一応最後の今回の作品」
涼「この前中はよくできていたけど、元ネタはあったの?」
作「ずいぶん前の本だね、平成元年のマンガだから」
涼「『ハロー張りネズミ』の23巻からのやつか」
作「たまたま読んで「あ、これは使える」と思って」
涼「そういえば、綾が霊にとりつかれたけど、そんなに力があるんだ」
作「結構あるみたいだよ、とりつかれると、体の命令が受けつかなくなって、本来の力を出せれるんだ。実例があるけど、女性がとりつかれて、男性を片手で持ち上げたそうだから、首を絞めるなんて造作もないと思うよ」
涼「じゃあ、火事場の馬鹿力もそれと似たようなものか」
作「そういうことだね、通常以上の力が出るということは」
涼「てゆーか、俺、よく生きてたと思うよ」
作「多分、意識の取り合いをしていたから、そんなに力は出なかったと思うよ」
涼「ちなみに、これも元ネタあるの?」
作「これは日曜日の8時にやる『特命リサーチ200X』を見てて、憑依についてやってたんで」
涼「で、肝心の処夜ネタ」
作「まあ、前回は未消化だったからね」
涼「とゆーか、これはやりすぎだろ」
作「今回はちょっと声のバリエーションも増えたし、結構官能的」
涼「前回みたいに同じようなセリフはなくなったからな」
作「まあ、やりたいことやったから、もう俺は満足」
涼「よつんばいとかもか」
作「そりゃもちろん」
涼「口含みもか」
作「なぜにそんな遠まわしに(笑)」
涼「作者はそういうの口に出すの苦手だからな」
作「まあ、口含みもだね」
涼「ところでさ、こういう視点から見る綾ってどうなのかな?」
作「まあまず淫乱じゃあない」
涼「ということはやりたがりではないと」
作「というか、やりたがりの綾は綾じゃない」
涼「感度は?」
作「感じやすい方だね」
涼「ああ、ある程度気持ちよくなってくると、首筋とかなでられるだけで喘ぎ声が出ると思う」
作「綾はHではないけれど、感度は高いね」
涼「小説ではやらせていたけど、こういうのはできるのかな」
作「綾は優しいからね、このぐらいはできると思うよ。「やってくれ」といえばやってくれると思うし。でもそれが限界かな」
涼「もしだけど、酒を飲んだらどうなるかな」
作「ありがちだけど淫乱のケが出ると思うよ。ほんのちょっとだけ」
涼「しかしこういうネタの部分だけ妙に長いな(笑)」
作「まあ、俺がそういうの好きなだけだから(笑)」
涼「けどさあ、他にやることなかったのか」
作「そりゃあったよ。風呂場でやるとか(笑)」
涼「そういうのじゃなくて、普通の話」
作「んー、ない」
涼「そんなあっさりと・・」
作「だって、やることやったから、もう俺の中では完成しちゃったから」
涼「後書きにもあるけど、作品はこれで終わりか」
作「終わりかどうかはまったくわからないけど、まあまずこの続きは何も考えていないね」
涼「要するに未来は白紙ってことか」
作「もし仮にやるとしたらそれ以前のことをやるね」
涼「仮にやるとしたら?」
作「うーん、ちょうど2人とも初々しい夏の頃かな。でもやらないよ、念の為だけど」
涼「そういえばさ、ワープロでやなことがあったらしいけど、結局なんなの?」
作「ああ、それね」
涼「なんか2回ぐらいあったようだけど」
作「じゃあ、8大ニュースで」
涼「なんで8大なんだ(笑)」


8位  ズンタタライブ99
涼「あれ?これ去年1位のやつの1年後じゃんか」
作「うん、でも7位以降がこれよりもすごいってことなんだよ」
涼「で、このライブの後、猛烈などしゃぶりで」
作「帰ってきたのはもう明日だったからな。初の0泊2日だった」

7位  山崎和佳奈・1位に昇格!
涼「これは?」
作「ああ、俺の中で声優のランキングで和佳奈さんが堂々の1位に」
涼「それまで1位は?」
作「関智一。わりとここ4、5年間1位をキープしていたけど」
涼「まあ、今まで2位だったけどコナンやリアル麻雀で少しずつ作者の中で人気があがったんだな」
作「そういうことだね」

6位  フロッピー紛失!!
作「これがねえ、悲惨で・・・」
涼「ああ、大掃除でなくしたのか」
作「それに気付いたのが正月でね」
涼「で、大急ぎで打ったと」
作「あん時は修羅場だったね、学校さぼってまでやったからな」

5位  パソコン購入!!
作「とうとう我が家にもパソコンが入ったよ」
涼「今まで無縁だったのにな」
作「今ではよく使っているよ」
涼「今どんなの入っているんだ?」
作「えーと、まずオフィス、ビートマニアにDDR、あとはラサにMP3変換ツール、それにゲームがいくつか、といったところだな」
涼「なんだい、ゲームって?」
作「まあ、いくつか言えないけれど、『カスタム隷奴』とか」
涼「ああ、奴隷を調教するやつね」
作「結構種類選べるよ。確か何億通り」
涼「で、お前は綾をモデルにしたと」
作「ぎく(笑)」
涼「しかもほぼおんなじにしやがったな」
作「ギク(笑)」
涼「しかも縛りとか、処女強奪だのと」
作「ぎくぎく(笑)」
涼「さらには蝋燭攻めや電気ショックや、放尿までやりやがって」
作「うぐ・・・」
涼「挙句の果てには浣腸まで、しかも水・ビール・牛乳・グリセリンと種類があったが全部やりやがって」
作「ぎっくーん(笑)」
涼「まあそこまでは許そう。そういうゲームだからな、だがよ、飲尿までやらせるたあ、どういうことだっ!!!!」
作「そ、それはねえ・・・ダッ(逃)」
涼「待てコラァ(追)」


涼「さあ、捕まえたぞ。白状してもらおうか」
作「別にいいじゃねえか。ニセ綾なんだから(笑)」
涼「ニセ言うなよ(笑)」
作「だってヒップの数値が体格がスレンダーだと綾のヒップの数値が出ねえんだよ。まあ要するにでかい尻・・・・・ガハッ(吐血)」
涼「お前そんなこと言ったら埼玉の高坂もしくはセタからミサイルが飛んでくるぞ」
作「まあいいじゃん、若気の至りなんだから」
涼「そんなんで済ますな」

4位  夏コミに初来日!!
涼「ああこれは夏休みの時か」
作「あの時はすごかったよ。人の多いこと多いこと」
涼「お前『やたらと混んでいるところに手榴弾投げたら気温が5℃は下がるな』とマジで思ったからな」
作「まあ、でもいい体験だったよ」
涼「で、買ったものは?」
作「ええと、バトルガレッガの同人と、あとは18禁の」
涼「普通のと18禁の割合が2:8だからな、結局はこいつもスケベのかたまりか」
作「うわーひで、でもお前もスケベのかたまりから生まれたやつだよ」
涼「ううっ、そうなるのか」
作「そういえば、この時に埼玉に高坂にいったんだ」
涼「ああ、結局会えなかったんだっけ」
作「ああ、ついたにはついたけど、道に迷って」
涼「あの時豪雨だったからなあ」
作「あれはきつかったなあ、全身びしよ濡れ。で、電気のメーターを見て、ほんのちょっとしか動いてなかったから、ああ、いないなと」
涼「お前はストーカーか(笑)」

3位  PsCLUB休会
涼「えっ!休会!?」
作「そうなんだよ。それも唐突にさ」
涼「いきなりハガキがポストに入っていて」
作「何だろうって思いつつ裏をめくったら休会だって」
涼「これが以前ワープロで書いてあったショックな事か」
作「いや、今回のは2回目」
涼「えっ、じゃあ1回目のは?」
作「そもそもだ、このリアル麻雀を知った情報源は何だと思う?」

2位  ゲーメスト倒産!!!
涼「これが、1回目のショックの原因か」
作「これ、今年の中で一番つらいぜ、マジで」
涼「今まで読んでいた本が突如なくなったわけだからな」
作「このこと聞いたとき、目の前が真っ暗になったもの」
涼「まあ、この本が今の自分を作ってきたものだからな」
作「実際に倒産したのが8月の終わりごろで、8月30号に出たゲーメストが遺作となった」
涼「そしてお前がそれを知ったのが9月15日か」
作「この後寝込んだからな」
涼「そしてこのあとゲーメストを発行している会社である新声社はどうなった?」
作「11月27日に行って、会社を見てきたけど、驚愕した」
涼「何、空き地になってたの?」
作「いや、そんな生ぬるいもんじゃなかった。そのままの状態だった」
涼「どういう事?」
作「ある程度さ、荷物とか片付いているもんだろ?それがまったくされてなくて、仕事中の状態なんだよ」
涼「いわば、冷凍刑」
作「まさにそれだ。空き地や、もぬけのビルよりも最悪なものだったよ」
涼「んでもって、この後毎月15日30日を見るとゲーメストを思い出すと」
作「そう。12月までは」
涼「えっ、ということは・・・」

1位  アルカディア創刊!!!!
作「祝!!ふっかあぁぁぁーつっっっっ!!!」
涼「え、なんで復活?新しい雑誌で、ゲーメストじゃないじゃん」
作「確かにな、名前だけな。攻略の担当ライターを見てみい」
涼「どれどれ・・・あっ、ゲーメストのライターの人ばっかだ」
作「すなわち、ゲーメストが復活したも同然というわけだ」
涼「まあ、表紙に『帰ってきたぜ!』って書いてあるしな」
作「でもさあ、これ、2ヶ月ごとなんだよ」
涼「ああ、それはつらいね。でもさあ、このアルカディアってタイトル、アニメディアのパクリか?」
作「いや、アルカディアという名前は古代ギリシャに存在した実在の遊牧地で、その土地柄から牧歌的な楽園や理想郷と例えられて、ちょうどスペルがアーケードは『ARCADE』、アルカディアは『ARCADIA』と結構似ているんだよね、アーケードゲームの理想郷はゲームセンターだから、理想郷でありつづけたいからね。奇しくも酷似したゆえにこのタイトルになったそうだよ」
涼「まあ、これでゲーセンも安泰ってことか」



さて、座談会はここまでにして、残りの未消化のシーンをここで発表したいと思います。
発表するのは2つあり、1つは使われなかったおじいさんが死んだ場合の冬編、そして最終章です。
本音いうと、冬のは発表したくないんですよ。
だって、あまりにも綾がかわいそうで・・・。
でも、俺はあえて発表します。
残酷だと思われてもいい。
綾の全てを見たい。
おそらく、そんな思いがこの冬を作らせたのだと思います。
なお、この話の設定は、大学の合格発表の後、帰りに綾がチョコを渡したシーンからになります。



綾「・・・そ、それじゃっ」
涼「あっ・・・」
綾さんは逃げるように帰っていった。
俺は綾さんを追えなかった。
チョコレートをもらったという実感がつかめず、放心状態で立ち尽くしていた。
そして、家に帰ると、思いもよらない事が俺を待っていた。



綾さんのおじいさんが死んだ。
それを聞いたのは母からだった。



そして夜、おじいさんの葬儀に行った。
死に顔は見れなかった。
もしかすると見たくなかったのかもしれない。
もし、見てしまったら俺は綾さんを陵辱したような気がしてしょうがないのだ。



葬儀は終わり、俺はしばらく綾さんの家にいた。
だが、綾さんに会って、どうしようというのだろう。
それこそ陵辱だ。
会わないほうがいいかもしれない。
帰ろうとした時、庭に綾さんがいるのを見つけた。
一瞬見ただけではあったが、それに気付いたらしく、綾さんはこっちを向いた。
できれば向いてほしくなかった。
俺は・・・綾さんを犯したような罪悪感を感じた。
目が合った。
綾「涼さん・・・・・・・・」
涼「綾さん・・」
綾さんは泣いてはいなかった。
肉親が死んだのにか?
多分、実感がわかないのだろう。
俺自身、実感がなかった。
綾さんは俺に近づく。
涼「綾さん・・・・・・」
綾「大丈夫です・・」
そう言っても、声は悲しげであった。
綾「おじいちゃんが死んでも、大丈夫ですから……ひっ…く…大………丈………うっ……ふぇっ……」
綾さんの目から、ぼろぼろと涙がこぼれる。
今までたまっていたものが一気に吹き出したようだ。
綾さんを抱く。
もうこれ以上綾さんの涙を見たくはなかった。
綾「大…丈……ひっく……夫…だか……らっ……う…ああぁーっ!」
もはや嗚咽では済まず、泣き叫ぶ声が夜の空に響いた。
悲痛な叫びが、俺の胸を痛めた。



翌日
ベッドに仰向けにならながら綾さんのことを考えた。
告白するのかどうか、だ。
今、告白したら、到底俺の思いは届かないだろう。
悲しみの中にいる綾さんにそんなのは最悪の行為といえる。
そんなことを考えているうちに、いつのまにか寝ていた。



『よお、久しぶりだな』
『お前は……』
『覚えていてくれたか』
『まあ、状況が状況だけにな』
『で、どうすんだ?』
『告白…か』
『このままやめる気か?』
『綾さんを慰めるというならそれが正しいだろう。けど』
『けど?』
『俺が、許せないんだ』
『………』
『この1年間、俺はずっと綾さんを見てきた。他の誰にも負けないくらいの思いを秘めて、だから、それまでが無駄になってしまう』
『………』
『思い出にしても、それじゃ暮らせないんだ』
『……俺の正体、なんだと思う?』
『正体?』
『俺の正体は、『苦悩』というものから生まれたものだ』
『じゃあ、お前は俺の中の苦悩』
『悩んだ時に俺という存在が出ている。俺が生まれたのは4月からだな』
『綾さんに出会った時だ…』
『そうなるな、そして、苦悩は悩みであり、その悩みが解消したとき、苦悩という存在も消える』
『えっ?』
『お前は、綾さんに告白することを決心した。つまり、苦悩はなくなり、俺も消える』
『………』
『別に悲しむことはない。苦悩という強い部分が薄れるだけだ』
『そうか…ありがとう。お前のおかげで決心がついた』
『ふふ、喜んでいいべきなのかどうか』



目が覚めると、俺は受話器に手をかけた。
涼「もしもし、涼ですけど」



公園内
綾「お待たせしました」
涼「ごめんね、綾さん。呼び出して」
綾「なんですか?お話って」
涼「よく、聞いてほしいんだ」
綾「…………」
涼「綾さん、俺は…あなたを……………」



とまあ、これが本当の冬です。
ちなみに、最初に書いてあったとおり、プリンタを買ってはいますが、印刷はしません。
理由はもう二度と泣かしたくはなかったから。
それ以外のなにものではありません。
先日、電話をいただき、会えないということがわかりましたので、前回みたいな会えた時、会えなかった時という用の紙は用意してはおりません。
というかね…………いつ会えるんだ(笑)
まじな話、久々に顔をみたい。
まあ、おたまじゃくしが蛙になるほどの変化はないでしょうけども(笑)
ちなみに、フロッピーにある2つの画像は、通う学校のパソコンのフォトショップでいじったやつです。
教科書を見ながらやりましたが、どうでしょうか。
この2つ(というか2つしかやっていませんが)がお気に入りです。
さて、次の最終章でこの『綾』は終わりとなります。
まあ、時の流れで、という最後の意味ですので、この後はどうなのか、は何も決めてはいません。
『未来は白紙』ということです。
今までよく続いたと思います。
まあ、こういうのは書いてて楽しいですからね。
それでは今までありがとうございました。



目が覚めた。
すでに綾は起きていて、近くに座っていた。
涼「夢、見たんだ」
綾「まあ、どんな夢ですか?」
処夜の後、夢を見た。
涼「真っ暗闇で誰もいなくて、俺だけだった」
綾「……………」
涼「でも、暗闇の向こうに、光があって、そこに綾がいた」
綾「まあ…………」
涼「多分、俺にとって綾さんはそんな存在だと思う」
綾「……」
涼「俺には、綾さんが必要なんだ」
綾「そして、私はここにいます」
涼「…………うん」
綾「そして、あなたも………」
綾は手を差し伸べる。
俺は綾の手を握った。
二度とその手を離さないように。