美人の特徴

近所の喫茶店で男2人は談話らしきものをしていた。
涼「あーあ、やだなあ。花粉症の季節だよ」
葵「…って、お前別に花粉症じゃねえだろ」
涼「俺じゃなくて、綾さんなんだよ」
葵「藤原さんもか」
涼「も、というと………和佳奈さんも?」
葵「ああ、先週のデート、花粉がひどいもんで中止だ」
涼「お前も、か……………」
葵「…………お前も中止か」
涼「お互い、デリケートな美人を彼女にすると大変ですなあ……」

大学へ登校し、教室に入る。
涼「ういっす」
葵「あれ、藤原さんと一緒じゃ?」
涼「いやなに、花粉症がひどいもんだから顔を見せられないって」
葵「ほほお、らぶらぶやなあ」
涼「で、お前もか」
葵「ああ、お前とおんなじ事言われたよ」

で、2人の登場である。
綾・和「おはようございます」
涼「お、来た来た」
葵「和佳奈さん、花粉症は大丈……………………………………………………………………」

少しの間、時が止まった。
花粉症だから目元とかが腫れて悲痛に感じると思われた。

涼・葵「……なんで、普段よりもかわいいの?」
綾・和「え?」
花粉症のため、目が腫れると思ったが、腫れは一切無く、花粉症の症例である涙がよく出る症状が2人に起きた。
そのため、目がうるうるしていて非っっっ常にかわいくなっていた。
2人は2人の美女を見て心底感じた。

所詮、美人は何をやっても美人だということを。

後書き

時期外れですんません(笑)。
どうしてもやりたかったネタなので。
綾と和佳奈のどっちを花粉症にしようかと考えていましたが、美人は花粉症になってもやっぱり美人だろう(笑)ということで2人ともしちゃいました。
まあ、お2人にはかわいそうでしたけども。
それでは次回にて。
しばらくはこういったものを続ける予定です。