涼「ちっきしょ〜、俺よか先に告白しやがって……」
葵「別に告白は一緒にやらなあかんつーわけじゃないだろ」
涼「それもそうだけどさ〜……先越されたのがすごいショックでな……」
葵「はっはっは。くやしかったら告白してみやがれ」
涼「そりゃそうだけどさ………ふう」
いかんせん綾さんの下着姿を見てしまったからなあ………。
怒ってはなさそうだけども……………う〜〜〜ん……。
涼「…………ちっきしょー!」
葵にボディアタックをかます。
葵「だあっ、何しやがんだ!」
涼「うるせー、てめえだけいい思いしやがって」
葵「いい思いつっても勇気出して告白したんだぞ!とりゃあっ!」
葵はすばやくマウントポジションをとる。
涼「ちっきしょ〜、もっと慎重にいけや」
その時だった。
和「葵君、そろそろ出かけましょうか」
綾「涼さん、そろそろ行きましょうか」
…………よりにもよって2人同時である。
2人の女性が2人の男性の状態を見て、4人は固まった。
そして20秒後、
和「最低です!」
綾「不潔ですっ!」
バタンッと勢い良くドアが閉まった。
そしてさらに10秒が経った。
涼「ど〜すんだっっっ葵!!」
葵「るせーっ!!こっちだって和佳奈さんに嫌われてんだぞ!!」
一方、女性の方はというと、
綾「信じられない……涼さんが篠原さんに………」
2人が絡んでいた、という事よりも涼が葵にやられる方がショックだったようである。
和「…………………私は……それだったら葵君の方が………………」
綾「え?」
和「え?」
途端に和佳奈は真っ赤になった。