一網打尽

涼「…そういや…3年経ってんだったな」
ぼーっとしながら一言。
臣「何を今更」
眞「もうすぐ4年目になんのか」
潤「そういや今回苺狩り行ってないな」
芹「今年は不作らしくてね、結構高くなってるみたいなんだ」
茜「苺もタダで出来へんしな」
涼「…今更だけど、お互いを評価してみないか?」
臣「評価?」
眞「ああ、自分が思うそれぞれの良い所と悪い所を言い合うやつか」
涼「そう、それ」
芹「うん、面白そうだね」
潤「どうせやることもないし、いっちょやってみますか」

全員が紙に一人ずつ良い所と悪い所を書き上げる。
芹「みんな書いたね」
涼「…そういや誰が読み上げるんだ?」
茜「涼が言ってええで」
潤「そうだな」
涼「ん、そんじゃまずは…臣からいってみるか」
ごそごそ
涼「えーと…良い所は…いざという時に頼りになる…他のも同じだな」
臣「おっ」
涼「んで、悪いのは…満場一致で、時々チンピラ」
眞「ははは、その辺も一致かよ」
臣「うるせーな」
涼「んで次は…眞一郎だな」
ごそごそ
涼「えーと、良い所は兄貴分な所」
潤「結構相談役なとこが多いよな」
芹「聞き上手なところがあるよね」
涼「んで、悪い所は…満場一致でお酒はほどほどに」
眞「…悪い所というよりアドバイスみてえだな」
涼「さて、お次は潤だな」
ごそごそ
涼「えーと…良い所は……犬?」
茜「人懐っこいって意味やろな」
芹「ああ、そういえば結構女子からも人気があるみたいだね」
臣「人徳だな」
涼「んで悪い所……影が薄い」
潤「なんだよ、ひでえな」
臣「潤子と漢字がダブってるせいでもあるな」
涼「作者、謝っとけよ」
…すみません。
涼「さてお次は茜だな」
ごそごそ。
涼「良い所は…ノリが良い」
眞「まあ大阪人だからな」
涼「えー、悪い所はツッコミやオチをねだってくる」
茜「なんでや、ツッコミやオチは基本やろ」
芹「茜、ここは大阪ではないんだ」
一応このプロジェクトの舞台は東海もしくは関東です。
涼「んで、次は芹禾さんと…」
ごそごそ
涼「えーと、良い所はリーダーシップがある、と」
潤「そういや他の意見を聞きつつまとめてるよな」
臣「今回のもそうだもんな」
涼「えー…悪い所は…何も無しが2票…臣、眞一郎、正直に書けよ」
臣「なっ、何でわかるんだよ!?」
洗脳されるサマを見たからだ。
涼「で、残りはやや流されやすいと」
茜「あまり自分の意見を主張せえへんしな」
芹「うーん、頑固だとバラバラになるしね、最適なモノを選ぶ癖がついてるのかな」
涼「んで、最後は俺か…良い所は…何だよ『バカ』って」
臣「良い意味でバカってことなんだろ」
涼「満場一致でか!?」
うん、と全員うなづく。
涼「ひでえな…んで、悪い所……これも『馬鹿』で一致してんじゃねえか!」
うん、と再び全員うなづく。

涼「まったくひどいよな…」
先程の出来事を潤子に話す。
潤子「う、うん、そうね」
まんま合ってるじゃない、とは言えなかった。
それ以上言ったら涼は完膚なきまでに打ちのめされてしまうだろう。

後書き

今回のタイトルはギターフリークス&ドラムマニアから。
これはどちらかというと自分向けみたいな感じです。
いつのまにかキャラクターが変わってる事もあったりしますから、気ぃつけろよと自分宛てへのメッセージみたいなもんかと(笑)。
さて、次回から4年目になります。
それでは次回にて。