wonderful danger

潤子「あっ…」
行為を終えた後、潤子が何かに気付く。
涼「どうかした?潤子さん」
潤子「今日……危険日」

梨「…それはかなりヤバイわよ」
翌日、全員で緊急会議。
芹「大学にバレたら即退学だな…」
臣「んで、まだ来てないのか?」
潤子「今のところ何も…」
生理が来れば問題はない。
逆に来ないと大問題。
眞「まあ、その日にすれば必ず妊娠するってわけじゃないからな」
億もある精子が卵子に辿り着く時点で10もないし、受精はたったの1つ。
確率としては極めて低い。
涼「それはそうだけどさ…」
芹「…そういえば…」
芹禾が何かを思い出した。
眞「なんだよ芹禾」
芹「出産する前って妊婦は浣腸をするんだった」
美「えっ!?そんなことするんですか!」
茜「腹から余計なモンを出すんやろうな」
涼「…」
臣「…」
眞「…」
3人が黙る。
そして妄想。
3人「…いいなあ…」

むかっ
ぶちっ
カチッ
上から順番に美夏、梨花、潤子。

パシッ
バキッ
ドコォッ

上から平手打ち、顔面パンチ、潤子キック

美「眞一郎さん不潔ですよ!」
梨「臣っ!何バカな事考えてんのよ!」
潤子「こっちは真剣なのよ!」
眞「はーい」
臣「へーい」
涼「うーい」
赤く腫れた頬を撫でる。
へこんだ顔面を元にもどそうと引っ張る。
ちぎれた四肢を結合する。
芹「…まあとにかく今は待つしかないな」
茜「せやけど涼、出来たら責任取らなあかんで」
涼「う…」
梨「そうよ、あんたがろくに確認しないでやったからこんなことになったんだから」
涼「…ええい、こうなったら俺が…」
潤子「……ん……あっ」
潤子が何かに気付いた。
梨「…もしかして、来た?」
潤子「…うん」
臣「良かったじゃねえか」
眞「あー、心配して損したぜ」
涼「まあ、これで俺が責任とる必要は無くなったわけか」
潤子「…」
涼の発言に潤子が黙った。
パンッ!
潤子が涼に平手打ちを放つ。
いつもの潤子パンチではなく、感情的に放たれた平手打ちだった。
潤子「馬鹿っ!もう知らない!」
逃げるように教室を出た。
臣「今のは涼が悪いぞ」
涼「ええっ、俺!?」
梨「無神経すぎるわよ、今の一言」

そして、涼の一言がきっかけで大学全体が大騒動になるとは誰が予想しただろうか。

後書き

今回のタイトルは愛内里菜から。
今回から新たに進展話になりますが、今まで一番長いかもしれません、話数的に(笑)。
しばらくお付き合いください。
それでは次回にて。