KISS -7th-

ちゅっ。
綾「えっ!?」
頬にキスをすると、ひどく驚いた顔をした。
涼「えっ……て」
綾「ど、どうしていきなり……」
涼「いきなりじゃないさ。ちゃんと綾がしてって言ってたじゃん」
綾「えええっっ!!??」

それは22時間前である昨日の深夜。
涼「ん……」
不意に目が覚めた。
トイレというわけではない。
喉が乾いたというわけでもなかった。
ただ単に目が覚めた、ただそれだけだった。
となりにいる綾の方を見た。
すーすーと寝息をたてて寝ていた。
綾「ん…ぅ…………涼さ………ん……」
起こしてしまったか。
だが、目は閉じたまま。
…………………………なんだ、寝言か。
綾「涼さぁん………………………キ…ス……して………」
えっ!?
本当に寝言なのか!?
寝ている綾の顔の上でひらひらと手を振る。
しばらく振っていたが、何の反応も示さない。
………………………………………完全に寝言か。
一体どんな夢を見ているのやら。
綾「もっと……………そこじゃなくて…………たくさんキス…………くださぃ………」
………………………………ヤってはなさそうだが…………うーん……。
してもらいたいのかな……。

そして時間は今に戻る。
昨日の事を全部話した後、綾は…………
ええ、もちろん真っ赤っ赤になりました。
涼「じゃ、というわけで」
綾「えっ、あっ……」

翌日。
電話が鳴った。
受話器を取る。
綾「はい、如月でございます」
電話の相手「お母さんだけど」
綾「あっ、どうしたんですか?」
綾の母「ええ、一緒にデパートでお買い物に行かない?」
綾「………………………………」
綾の母「綾?」
綾「…………………………………涼さんに外に出れない体にされちゃいました」
綾の母「………………………」
あの馬鹿夫…………。
一体どんな事をしたのだろう。

その後、涼は反省し、罰としてえっち1ヶ月間禁止令が出された。
それを聞いた涼の一言は『俺死んじまうよ〜』。←死ぬ訳がない。
自業自得である。

後書き

うーん(笑)。
ま、ノーコメントってことで(笑)。
さてと、最新作の音ゲーくらいまで続きましたが、ここら辺りでちょいとネタ切れです。
まあ8thも出るのでしょうが………。
それでは次回にて。