涼「綾〜、お風呂入ろ」
綾「まっ、またですか!?」
涼「またも何も風呂は毎日入るもんでしょ」
綾「そうじゃなくてですねっ、また涼さんと入るって…」
まだしゃべっている綾を抱き上げて脱衣所に直行。
綾「もう…強引なんですから…」
渋々と脱ぎ始める綾。
ブラウスを脱いだ直後、
つんつん
後ろから首をつつく。
綾「えっ…」
行為のおねだり。
涼「いいよね?」
綾「それは…その…いいですけど…」
いきなりの展開に真っ赤になる綾。
涼「それじゃ、早速」
つついた部分に甘噛みをする。
綾「ひゃあんっ…」
予想出来なかった刺激に思わずへたりと座り込んでしまう。
綾「あぅ…ここでなんて…」
涼「いいって言ったんだからさ。今更ナシはルール違反でしょ」
ブラのホックを外し、小さい胸を包むように揉む。
綾「んんっ…」
小さいながらも柔らかい。
口に出してしまうと綾の機嫌を損ねそうなのであえて言わない。
胸の先端をつんっとつつく。
綾「ゃうっ…」
涼「ほら、立って」
座りっぱなしでは風呂にも入れないので抱き上げて、なんとか立たせる。
スカートを下ろし、下着も下ろす。
これにて準備完了。
ひょいとお姫様だっこで持ち上げ、風呂場へ突入。
そのまま湯船に浸かり、キスをする。
綾「んんっ…」
キスをしつつ、手を胸に回しふにふにと揉む。
綾「ふぁぁっ…」
唇を一旦離し、綾の表情を眺める。
綾「ん、もぉ…ごう…いん…ですよ…」
言葉では拒絶に聞こえるが、表情は正直。
とろんとした目になり、求愛の眼差しをしている。
もう一度キス。
綾「んっ…んん…」
今度はより貪るような激しいキス。
綾「んふぅ……ぷはぁ……ぁむっ……ふ…んゅっ…」
息継ぎでちょっとだけ離すと、綾の吐息が顔に当たる。
当の本人は気づいていないが、かなり興奮を高める。
もうしばらくキスを続け、唇を堪能したところで、
涼「…身体、洗ってあげようか」
次のステップのお誘いをする。
綾「…はぃ…」
そのお誘いを断る理由は綾にはなかった。
涼「はい、じゃあ足出して」
綾「え…?…ぁ…は…ぃ…」
綾は一瞬、理解できなかった。
それもそのはず、背中を流すだけではなく、『全身』を洗う事になるとは。
つまり、真正面で洗ってもらう。
こんな事をされるのは生まれて初めてだろう。
すっ…と足を差し出す。
ボディソープを多めにつけ、柔らかめのスポンジで洗う。
綾「んっ…」
痛みを持った声ではなかった。
明らかに快楽の声。
それを耳で判断すると、反対側の足も。
綾「…んんっ…」
真正面で洗ってもらうため、当然バスタオルは一切つけられず、見えるところは丸見え。
ある意味羞恥プレイの一種になる。
つまさきから、足首、ふくらはぎ、膝、そして太もも。
綾「ん…っ…んん…ぁ……ぁぁっ…」
大事な所に近づくと、それに応じて綾の声の度合いも強くなる。
そして、股に到達する。
綾「んんっ…んにゃぁっ…!」
びくっ、びくっとのけぞる。
涼「あ、ごめん。ちょっと強すぎたか」
力を抜いて、ゆっくりと洗う。
綾「んんっ、んっ…んんっ…」
先程よりは刺激が弱いものの、やはり刺激は刺激。
どうしても声が出てしまう。
洗い終え、腰、お腹、と上に上がっていき、胸につく。
綾「んっ…」
それなりの刺激はあるものの、先程に比べれば大分弱い。
肩、両腕、両手と洗い、続けて背中とお尻。
涼「はい、終了」
綾「ほっ…」
ほっとしたのも束の間。
涼「これで安心していたずらが出来るな」
綾「えっ?」
いたずらという意味がわからなかったが、次の瞬間に理解できた。
ひょいと足を持って、つま先にキスをしてきた。
綾「んっ…」
キスだけならまだ良かった。
今度は足の親指を口に含んだ。
綾「りょっ…お…さんっ…そこ…っ!」
涼「んーん、全然汚くないよ」
口から離し、綾の言いたいけど言えない事をきちんと返事をする。
続けて足への愛撫を始めた。
親指だけでなく、他の指も丹念に舐める。
綾「んーっ……んっ…ふぅっ…」
舐められている。
羞恥に近い感覚が全身を襲う。
だが、その羞恥が別の何かに変換されていく。
指の間をちゅうっと吸われた瞬間、
綾「にゃぁっ…吸っちゃ…やですっ…」
完全に快楽にスイッチしている。
足の裏にもキスをし、今度はふくらはぎにもキス。
綾「ふーぅっ………ん…」
とどめにふくらはぎに甘噛み。
綾「んー…っ!!」
ぴくっ、ぴくっと小刻みに震える。
小さめの絶頂を迎えたらしく、顔が少し呆けている。
涼「ほら、浴槽の手すりに捕まって」
綾「ぇ…あ…はぃ…」
言われるまま手すりに捕まる。
綾「…ぇ…ぁっ…これって…」
綾の体勢は手すりに捕まって涼にお尻を向けた状態に。
要はバック。
綾が反論する前に素早く挿入。
綾「はゃぁぁんっ…」
先程小さめの絶頂を迎えたため、あちこちが敏感になっている。
その状態に羞恥心を起こす体勢で始めたのだからそりゃあもうスゴイ事に。
綾「ふゃんっ…あんっ…すごっ……はげし…ですっ…」
綾からは一切拒絶のコメントがない。
快楽が羞恥心を上回っている証拠であろう。
綾「ひゃんっ…ぁぅっ…ふゃぁぁっ…」
懸命に手すりをぎゅっと掴んでいるのがわかる。
ちょっとでも手の力を緩めたら理性と共に緩んでしまうのだろう。
せめてもの抵抗か。
ただ、その抵抗もむなしく、絶頂を迎えようとしている。
綾「りょうさんっ…わたっ…し…も…ぉっ…」
終わりに近い声が出ている。
それに合わせて、わざと綾の身体から抜く。
綾「ふぇっ……な…んでですか…」
正確には『止めないで』と言いたいのだがそんな事を言うにはあまりにも恥ずかしいので言えないようで。
羞恥心とか理性のレベルではないようです。
涼「こっちへおいで」
床に座り、ひょいひょいと手招き。
綾「は…はぃ…」
半分へろへろになった状態で言われるまま、涼にまたがり、中腰の体勢をとる。
綾のお尻を持ち、ゆっくりと挿入する。
綾「んっ…んぅぅっ…」
涼「…おっと」
ある事に気づいた。
蛇口のスイッチを『カラン』から『シャワー』に切り替える。
温度もぐっと下げる。
お湯を通り越して水。
そして放水。
綾「ひゃあんんっ!」
一番シャワーのノズルに近かった綾が直撃。
かなりびっくりしたようだ。
綾「もう……なにするんですか…」
涼「落ち着いた?」
綾「え?…あ…はい…」
その証拠に綾の呂律は元に戻っている。
もう少し堪能したいため、火照った身体を冷やす戦法を取った。
これでもう少し楽しめる。
シャワーから放たれる水が綾の肩から胸元、腹、股、太腿へと下へ流れていくのを見て、
涼「ちょっと飲ませてね」
胸元を通る水を吸うように飲む。
こっちもちょっと火照りを冷ましたい。
綾「ひゃあっ…いっ…しょに…すっちゃ…やで…す…」
一方、こちらは再び火照り出す。
喉がある程度潤った時点で、シャワーの水を止める。
挿入したままで止まっていた体位を動かし始める。
綾「ふゃあっ…んん…っ…ゃぁっ…」
涼「…綾……すっごいえっちぃな…」
綾「そっ…そんなの…いわない…でっ…くださいっ…!」
本人は否定しているが、今の容姿はかなり艶がある。
汗とシャワーの水によって全身が滴るようになっており、トレードマークの長い髪が程よく乱れ、数十本の髪の束が胸のラインに沿って身体にぴったりと張り付いている。
胸の先端が抵抗してその部分のみ髪がカーブを描いており、余計にいやらしい。
これで興奮しなければ男ではない。絶対。
綾「りょ…っさん…っもぉ…だめ…ぇっ…」
一度は冷ましたが、その熱は決して冷えてはいなかった。
涼「うん…俺も…」
綾「あっ…ふゃっ……にゃ……ゃぁぁっっ……!!」
びくっっ。
綾が絶頂を迎えた瞬間、中がぎゅっと締め付けられる。
涼「…ん…くっ…」
それに合わせて精を放つ。
綾「…っ…ぁっ……ふ…ぁん…っ…」
びくっ、びくっと小さい痙攣を何度か起こし、くてっとこちらにもたれる。
ふわふわと綾の頭を撫でる。
涼「…おつかれさま、綾」
綾「…は…ぃ…」
しばらくこの体勢でいると、やがて綾の寝息が聞こえる。
した直後に寝るのは良かった証拠。
綾の中から抜き、ひょいと抱き上げる。
涼「さあて、後始末をしないと」
綾をベッドに置いて後戯、風呂場の片付け等が残っている。
あとは綾を抱いて眠りにつこう。
綾はすーすーと眠っている。
…いい夢でも見てんのかな。
そう思いつつ、寝室に向かった。