ヒートアイランド

熱帯夜。
果たして今日で何日目だろうか。
……。
考えるだけで汗が出てきそうなのでやめた。
綾「熱いですね」
涼「うん」
……そもそも2人はベッドの中にいるため、暑さはかなりのものだろう。
エアコンを使えばいいのだが、タイマー機能が壊れてしまったため、ある程度涼しくなってから消しに行かなければならない。
寝てしまったら寝冷えを起こすため、つける事はできなかった。
当然、寝る前に冷たくしたのだが、その冷たさはどこかへ行ってしまった。
それほどまでにこの暑さは尋常ではなかった。
涼「…夏は一緒に寝るのをやめようか」
綾「え?」
涼「2人だと熱気を感じるし…その…」
綾「?」
涼「俺、汗臭いでしょ」
綾「…」
綾は何も言わずに涼にぴとっ、とくっつく。
綾「私は臭いとは思ってないですよ。この匂い…好きですよ」
ふと、言った途端に綾は赤くなってしまった。
自分の性癖を暴露したのだ。
綾「あ、わ、私…変…ですか?」
涼「……ううん」
綾をきゅっと抱く。
涼「俺も綾の匂い、大好きだよ」
綾「涼さん…」
お互い抱き合ったため、さらに熱気が増した。
この暑さは当分続くのだろう。
でも、それもいいと思った。
この時期にしかない、いいモノを味わえるのだから。

後書き

……すみません。あまりの暑さに変なモノ書いちゃいました(笑)。
パソコンのある部屋には冷房がないため(扇風機はありますが)かなりの熱気があります。
今書いてる時点で汗がダラダラ出まくっております。
…脳が溶けなきゃいいのですが(笑)。
それでは次回にて。